2010年11月23日
和の湯の由来
遠州和の湯は深度1,500mのボーリング井から湧出するナトリウム塩化物温泉です。温泉水は350万年前から160万年前の海底に堆積した新第三紀鮮新世掛川層群の泥岩や砂岩・泥岩相層から採水されています。この温泉水に含まれる塩分は地層中に閉じ込められていた堆積時の海水に由来します。これを化石海水型と呼んでいます。遠州和の湯は、人類の祖先とみられる猿人が地球上に始めて存在した頃から、遠州の地下千数百メートルの深層において、数百万年の時間を掛けて醸成された貴重な化石海水型温泉といえます。淡い琥珀色を帯びたこの温泉はヨウ素やホウ酸などを含み、幅広い適応症が挙げられます。
元通産省地質調査所主席研究官
筑波大学教授
名 取 博 夫 博 士
元通産省地質調査所主席研究官
筑波大学教授
名 取 博 夫 博 士
Posted by 遠州 和の湯 at 09:00│Comments(0)
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